![]() 自動車両のステアリングコラムへのステアリングホイール取付けのためのアセンブリ
专利摘要:
本発明は、自動車両のステアリングコラム(20)にステアリングホイール(10)を取り付けるためのアセンブリ(1)であって、ステアリングコラム(20)に沿って延びる第2のスプライン(23)に嵌合するようにステアリングホイール(10)に形成された第1のスプライン(13)と、ステアリングホイール(10)を通して係合し、且つステアリングコラム(20)の端部(21)に軸方向に形成されたねじ穴(40)と相互作用する固定ねじ(30)とを備えるアセンブリ(1)に関する。本発明は、ステアリングホイール(10)に挿入された後では、第1のスプライン(13)と第2のスプライン(23)が少なくとも部分的に嵌合する場合にのみ、固定ねじ(30)をねじ穴(40)にねじ込むことができることを特徴とする。 公开号:JP2011509882A 申请号:JP2010543546 申请日:2009-01-12 公开日:2011-03-31 发明作者:フランク マンカレリ, 申请人:ルノー・エス・アー・エス; IPC主号:B62D1-10
专利说明:
[0001] 本発明は、ステアリングコラムに対してステアリングホイールを角度的に位置決めし、剛性に結合することができる構成に関する。] 背景技術 [0002] 本発明は、自動車分野においてとりわけ有利な用途を有するが、それだけに限定されるものではない。] [0003] ステアリングホイールをステアリングコラムに固定する方法としては、普通ねじを使用し、これを一方では該ステアリングホイールのボスの中心にあけた貫通穴に通し、他方では該ステアリングコラムの端部に軸方向に切り進んだねじ穴にねじ込む方法が知られている。生産コストをできるだけ抑えるため、標準型の固定ねじが従来から工業規模で用いられている。] [0004] この固定ねじの作用は、とりわけステアリングホイールとステアリングコラムの間で回転応力を伝達する役割を担うスプラインによって補完されるのが一般的である。その場合、通常は第1組のスプラインがステアリングホイールを貫通する穴に配置され、第2組のスプラインがステアリングコラムに沿って延びる。アセンブリは、ステアリングホイールをステアリングコラムの端部に差し込んだときに長手方向に嵌合するように構成される。] [0005] 実際には、2組のスプラインは、ステアリングコラムに対してステアリングホイールを角度的に位置決めする働きもする。誤設置防止システムを用意することによってただ1つの取付け位置を定めることができ、その位置では、ステアリングコラムに連動した操舵輪が真っ直ぐのときにステアリングホイールは完全にセンタリングされる。] [0006] しかし、この種の構成は取付けの難しさをもたらし、作業者によってはそれがもとで組立て品質を損なうことになりがちであり、場合によっては破損を生じる結果ともなる。] [0007] 実際、固定ねじは、それが標準型のものであるため、ステアリングホイールのボスを貫いてあけた穴の長さよりも一般に長い。そのため、ねじは、2組のスプラインが長手方向に嵌合するよりも前にステアリングコラムのねじ穴にねじ込むことができる。] [0008] 多少なりとも無理をすると(ねじ込み作業が通常は機械化された操作である以上、比較的容易に無理が通ってしまうことは、実際に行えばわかる)、誤設置防止システムが存在するにもかかわらず、角度的に正しく位置決めされていない状態でステアリングホイールが固定されてしまうということが起こり得る。] [0009] そのため、最善の場合でも、手間のかかる修正作業の一環としてステアリングホイールの位置を後から直さなければならない。一方、悪くすると、スプラインが損傷することによってステアリングホイールの交換がどうしても必要になる。それと言うのも、今日ではボスはマグネシウム製が一般的になっているためである。] [0010] そのため、本発明の目的によって解決すべき技術的課題は、自動車両のステアリングコラムにステアリングホイールを取り付けるための構成であって、ステアリングコラムに沿って延びる第2のスプラインと嵌合するようにステアリングホイール上に設けた第1のスプラインと、ステアリングコラムの端部に軸方向に設けたねじ穴に、ステアリングホイールを通して係合して相互作用する固定ねじとを備え、従来どおり標準固定ねじを利用できるとともに、特にステアリングホイールの正確な角度的位置決めを保証することにより現行技術の問題を回避できる構成を提案することにある。] [0011] 上記の技術的問題の解決策は、本発明によれば、固定ねじをステアリングホイールを通して係合させた後、第1のスプラインと第2のスプラインとが少なくとも部分的に嵌合した場合にのみ、固定ねじをねじ穴にねじ込むことができるようにすることにある。] [0012] したがって、その原理は、ステアリングホイールがステアリングコラムの端部にあらかじめ正しく位置決めされた場合にのみ、ステアリングホイールの固定が可能になるというものである。そのため、アセンブリは、ステアリングホイールがステアリングコラムに対して角度的に正しい向きにあるのでない限り、固定ねじをねじ穴にねじ込むことができないように構成される。] [0013] このことは、逆に、ステアリングホイールが誤設置防止システムと齟齬をきたさない唯一の位置にあれば、スプラインの長手方向の嵌合は自然に行われ、それによって角度的位置決めステップが有効になることを意味する。ステアリングホイールがステアリングコラムの端部に差し込まれていくにつれ、固定ねじは次第にねじ穴に近づいて、やがて実際に接触するに至る。そこから本来のねじ込み操作が開始されうる。固定ステップは、ステアリングホイールがステアリングコラムに当接し、固定ねじがねじ穴に締め付けられることにより完了する。] [0014] 従来技術で行われるところとは異なり、角度的位置決めステップおよび固定ステップは決して同時並行的に進めることはできない。本発明の目的である構成では、正確な組立て順序が要求され、その順序にあっては、固定ステップの実施に先立ってステアリングホイールの角度調整が必ず行われなければならない。] [0015] いずれにせよ、こうして定義される本発明には、ステアリングホイールの適切な角度的位置決めが必然的に保証されるという利点がある。そのため、修正も不良品も出さずにすみ、最終的に組立てコストを抑えることができる。] [0016] また、本発明は、ねじの長さに影響されることがなく、したがってねじを完全に標準のままとすることができる点は注目に値する。実際、適合されるのは、ねじ、ねじ穴および2種類のスプラインの相対的位置であり、該スプライン同士の少なくとも部分的な嵌合が果たされた後、すなわちステアリングホイールの角度的位置決めの後でなければ、該ねじが該ねじ穴と協働できないように適合される。] [0017] 本発明は、さらに、以下の説明の過程で明らかとなる特徴にも関するものであり、それらの特徴は、個別に、または技術的に可能なあらゆる組合せで考慮すべきものである。] [0018] 非限定的な例として示すこの説明は、本発明が何を含むかと、本発明を実現する方法とについて、理解を促すことを意図したものである。説明は添付の図面を参照して行う。] 図面の簡単な説明 [0019] 自動車両のステアリングコラムへのステアリングホイールの取付けを図示した軸方向断面図である。 取付けが完了した後の図1と同様の図である。] 図1 実施例 [0020] 明瞭さのために、同じ要素には同じ符号を付与した。また、本発明の理解に欠かすことのできない要素のみを図示しており、図は縮尺にこだわらず模式的に示してある。] [0021] 図1および図2は、自動車両のステアリングコラム20に対してステアリングホイール10を角度的に位置決めするとともに、剛性に結合することができる構成1を表している。なお、ステアリングホイール10は、具体的にステアリングコラム20の端部21に差し込まれるようになっていることが明らかである。そのため、ステアリングホイール10は、ボス11を備え、その中心に、コラム20の最も末端の部位22の形状とほぼ相補的な形状を有する貫通穴12が設けられている。] 図1 図2 [0022] 特にステアリングホイール10の角度的位置決めに関しては、構成1は従来からの相補的スプラインによるシステムを利用している。したがって、ステアリングホイール10には、貫通穴12の内側に長手方向に設けた第1組のスプライン13があり、ステアリングコラム20には、同じく長手方向に配置され放射状に延びる第2組のスプライン23がある。図示していない誤設置防止装置が存在するので、アセンブリは、ステアリングコラム20にステアリングホイール10が差し込まれたときに第1のスプライン13が第2のスプライン23と長手方向に嵌合できる角度位置がただ1つしか存在しないように構成される。] [0023] しかしながら、ステアリングコラム20へのステアリングホイール10の結合に関しては、構成1は、一方ではステアリングホイール10を通して係合することができ、他方では該コラム20の端部21に軸方向に設けたねじ穴40と協働することができる固定ねじ30を備えている。当然なことであるが、ステアリングホイール10を通して固定ねじ30が係合するのは貫通穴12である。なぜなら、貫通穴12こそがステアリングコラム20の末端部位22を受ける役割を担っているためであり、その際、ねじ30の頭31はボス11の前面で支持される。] [0024] 特に図1に示すように、本発明の目的に従い、固定ねじ30をステアリングホイール10を通して係合させた後に、第1のスプライン13と第2のスプライン23とが少なくとも部分的に嵌合する場合にのみ、固定ねじ30をねじ穴40にねじ込むことができる。] 図1 [0025] ここで、第1のスプライン13、第2のスプライン23、固定ねじ30およびねじ穴40が単に組み合わされて存在するということが本発明を構成するわけでないことは自明であり、そもそも、そうした組合せは現行技術において完全に既知のものである。角度位置決定ステップと固定ステップとを切り離し、時間的に順序立てることを可能にするのは、それら各要素の互いの相対的な配置である。] [0026] したがって、各要素の寸法およびそれぞれの支持体に対するそれぞれの配設に応じて、いくつもの実施形態が可能である。これに関して、とりわけ、固定ねじ30は貫通穴12より長くても短くてもよく、および/またはねじ穴40はステアリングコラム20の内部に深くも浅くも設けることができ、および/または第2のスプライン23はステアリングコラム20の端部21に直接隣接する位置にも、引っ込んだ位置にも設けることができ、および/または第1のスプライン13は大きくても小さくてもよいと考えられる。] [0027] 実際に好ましい本発明の一実施形態によれば、構成1は、ステアリングコラム20の端部21よりねじ穴40の上流側に凹所24をさらに有する。] [0028] これは、換言すれば、ねじ穴40がステアリングコラム20の端部21から距離をあけて設けられていることを意味する。この場合、この特徴は、何よりもまず、固定ねじ30が貫通穴12の長さを超える長さを有することを補償することができるものである。図1に示すように、凹所の深さは、第1のスプライン13が第2のスプライン23と嵌合しない限り、ねじ30のねじ部がねじ穴40のねじ部に到達し得ないように定める。] 図1 [0029] この実施形態の一変形形態によれば、第2のスプライン23は、特に、ステアリングコラム20の、凹所24が設けられている部分の上に延びる。] [0030] 例示のみを目的として選んだこの実施形態では、凹所24は、実際には、ねじ穴40と同軸で、固定ねじ30の断面と一致する断面を有する穴である。] [0031] この特徴は、有利には、凹所24が固定ねじ30のねじ切り部に対して案内機能を果たすことを可能にするものであり、したがってステアリングコラム20の端部21に対するステアリングホイール10の結合が容易になる。] [0032] 本発明のもう1つの変形形態によれば、第2のスプライン23はまた、ステアリングコラム20の、ねじ穴40が内側に設けられている部分に延びる。] [0033] この特徴の利点は、第2のスプライン23の長さを大きく取ることができることである。これにより、第1のスプライン13に匹敵する長さを第2のスプライン23に与えることが可能となり、それによって最終的にステアリングホイール10とステアリングコラム20の間の回転応力の伝達を最適化することができる。] [0034] 本発明のもう1つの変形形態によれば、第1のスプライン13は、ステアリングコラム20の末端部位22を受けるためのステアリングホイール10の貫通穴12のほぼ全長にわたって延びる。] [0035] その場合も、目的はステアリングホイール10とステアリングコラム20の間の接続を強固なものとすることにあるが、それが意味のあるものであるためには、第1のスプライン13の長さが第2のスプライン23の長さとほぼ同等でなければならない。] [0036] 自明なことであるが、本発明は、概して、ステアリングホイール10を介して操作することができるステアリングコラム20を装備し、さらに前述のような構成1を備えたあらゆる自動車両に関する。]
权利要求:
請求項1 自動車両のステアリングコラム(20)にステアリングホイール(10)を取り付けるための構成(1)であって、前記ステアリングコラム(20)に沿って延びる第2のスプライン(23)に嵌合するように前記ステアリングホイール(10)上に形成された第1のスプライン(13)と、前記ステアリングホイール(10)を通して係合し、且つ前記ステアリングコラム(20)の端部(21)に軸方向に配置されたねじ穴(40)と相互作用する固定ねじ(30)とを備え、前記固定ねじ(30)は、前記ステアリングホイール(10)を通して係合すると、前記第1のスプライン(13)と前記第2のスプライン(23)が少なくとも部分的に嵌合する場合にのみ、前記ねじ穴(40)に螺合することができるもので、前記ステアリングコラム(20)の前記端部(21)より前記ねじ穴(40)の上流側に凹所(24)が設けられていることを特徴とする構成(1)。 請求項2 前記第2のスプライン(23)が、前記ステアリングコラム(20)の前記凹所(24)が設けられている部分に延びることを特徴とする、請求項1に記載の構成(1)。 請求項3 前記凹所(24)が、前記ねじ穴(40)と同軸で、前記固定ねじ(30)の断面と一致する断面を有する穴であることを特徴とする、請求項1または2に記載の構成(1)。 請求項4 前記第2のスプライン(23)が、前記ステアリングコラムの前記ねじ穴(40)が設けられている部分に延びることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の構成(1)。 請求項5 前記第1のスプライン(13)が、前記ステアリングホイール(10)に設けられた貫通穴(12)のほぼ全長にわたって延びて前記ステアリングコラム(20)を受けることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の構成(1)。 請求項6 ステアリングホイール(10)を介して操作することができるステアリングコラム(20)を装備する自動車両であって、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の構成(1)をさらに備えることを特徴とする自動車両。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2011-12-23| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111222 | 2013-05-22| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130521 | 2013-06-13| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130607 | 2016-06-14| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 | 2017-06-13| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 | 2018-06-14| LAPS| Cancellation because of no payment of annual fees|
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